「d払い」アプリの便利な使い方はこれだ!ポイント還元でお得なキャッシュレス生活

2020年9月13日

ドコモが提供するキャッシュレス決済が「d払い」です。さまざまな決済サービスが増えているため、どれを使うべきか悩ましいところですが、その中でもd払いはおすすめできるサービスの一つ。ドコモ回線ユーザーであれば、さらにお得な使い方ができるのです。この記事では、d払いの基本に触れながらポイント付与の仕組みや還元キャンペーンについて解説します。さらに、ウォレットについても説明していきます。

d払いとは?

「現金を使わないキャッシュレスな決済方法」という意味では、d払いも一般的なスマートフォン決済と同じ機能を持っています。d払いのメリットは、導入や精算の手間が非常に少なく済む点です。ドコモユーザーであれば、氏名や住所、電話番号などの申し込みフォームへの記入、クレジットカードの登録などの一般的な決済サービスに登録する際に必要な面倒な作業がありません。

基本的には、4桁のパスワードを設定すればサービスが利用開始できます。料金の支払いについても、スマートフォンやタブレット端末の利用料と合算して請求されるため、個別に対応する必要がありません。残高が少なくなるたびに、ATMなどに出向いてチャージをする手間もないのです。また、詳しくは後述しますがドコモユーザーでなくても、ある条件のもとでd払いを同じように利用できます。

dポイント制度とキャッシュレス還元キャンペーン

多くのキャッシュレス決済では、それぞれに魅力的なポイント制度が提供されている傾向です。d払いの場合は、「dポイント」を貯めることができます。実店舗とネットショップでは還元率が異なり、前者では支払額200円につき1ポイント、後者では100円につき1ポイントがもらえるのが特徴です。1ポイントは、1円に換算して買い物に使えます。2020年6月末まで、キャッシュレス決済の普及を促進するための国の施策である「キャッシュレス・消費者還元事業」が行われています。

この期間内に、対象店舗で商品やサービスをd払いで決済すれば、中小企業の店舗で5%、フランチャイズチェーンで2%が還元されます。例えば、5%還元店舗で2万円分の買い物をd払い決済した場合を考えてみましょう。200円に1ポイント付与される通常のdポイントが100ポイントとなります。ここに5%分の1,000ポイントが加算され、合計で1,100ポイントが還元されるのです。対象店舗の詳細については、d払いアプリやウェブサイト上の対象店舗マップページで確認できます。

さらに、期間や対象店舗を限定したポイント還元キャンペーンも不定期に実施されています。例えば、2019年12月初旬のキャンペーンでは、指定されたコンビニエンスストアでの買い物の際にd払いで決済すれば、10%のポイントが還元されました。ただし、期間限定キャンペーンの場合には、さまざまな条件が付されているのが一般的です。このキャンペーンでは、1回の決済で500ポイントが上限となっており、トータルで2,000ポイントまでの付与に制限されていました。

また、還元されたポイントには有効期限があり2020年の5月21日までに使い終わる必要があったのです。このような条件については、キャンペーンの告知サイトに記載されているので、興味があるキャンペーンについては事前に詳細を確認しておいたほうがよいでしょう。

d払いが使える店舗は多種多彩

d払いが利用できる店舗では、レジの近くに赤字に白文字の「d払い」マークが掲示されています。主な対象店舗は日本全国にありコンビニエンスストア、ドラッグストア、ショッピング、飲食店、ファッション、アミューズメントなどさまざまな業種で利用できるのです。例えば、コンビニエンスストアならセブンイレブン、ポプラ、ローソン、ファミリーマート、スリーエイト、ミニストップなどがあります。ドラッグストアでは、マツモトキヨシ、くすりの福太郎、Tomod’s、アメリカンドラッグなどで利用可能です。

ショッピングなら高島屋やタワーレコード、アルペン、オートバックス、ジュンク堂書店、BOOK OFF、トイザらス、ビックカメラなどの系列店が充実しています。また、ビーナスフォート、ラフォーレ原宿、表参道ヒルズ、六本木ヒルズなどの大型商業施設でも便利に使えるのです。飲食店については、カフェ、ファーストフード、居酒屋、焼肉店、ファミレス、弁当店など多種多彩な業種で利用できます。なお、利用できることになっていても事情があり一部利用できない店舗もあるので詳細は店舗ごとに事前に確認しておくとよいでしょう。

d払いアプリのダウンロードから便利な使い方まで

d払いを利用するには、スマートフォンに専用の「d払いアプリ」をダウンロードする必要があります。ドコモ回線で契約しているスマートフォンはもちろん、ドコモ回線以外であっても「dアカウント」とクレジットカードを持っていれば、d払いアプリを導入することが可能です。dアカウントとは、ドコモが提供する共通IDのことで無料登録できます。設定方法は、ドコモユーザーなら利用規約に同意し4桁のパスワードで認証するだけです。ドコモ以外のユーザーは、事前に登録したdアカウントとクレジットカードを入力します。クレジットカードは、デビットカードでも登録可能です。

店舗での使い方は、店舗側の環境によって異なるため注意しましょう。まず、店舗にスキャンする端末がある場合は、d払いアプリを起動してバーコードとQRコードが掲載された画面表示にします。それをコード読み取り専用端末やタブレットでスキャンしてもらいましょう。次に、店舗にQRコードが掲示されている場合は、コードが表示された画面の右上にある「読み取る」ボタンをクリックしてスキャナを起動します。その状態でスマートフォンをQRコードにかざして読み取るのです。いずれの方法でも、決済が完了するとスマートフォンの画面に決済情報が表示されるので金額を確認して支払いが終わります。

今後も増えていくミニアプリ

 ミニアプリとは、加盟店が自社アプリなどで提供している事前注文や事前決済等のクーポンやサービス等をd払いアプリ内に組み込んだものです。ユーザーは、各加盟店のアプリをダウンロードしたり新たに会員登録することなく、d払いアプリ内で加盟店のサービス利用から決済までを済ます事が出来ます。

例えばJapan Taxiのミニアプリでは、d払いからタクシーの配車や事前決済が出来ます。またドコモ・バイクシェアの事前決済も可能です。他にも今後様々なミニアプリが追加されていく予定です。

ウォレット機能も使えます

d払いアプリには、キャッシュレス決済機能だけではなく便利な「ウォレット機能」もついています。ウォレット機能とは、入金から出金までキャッシュレスなお金の流れをトータルに管理できる機能のことです。d払いアプリのウォレット機能では、以下の「7つの操作」ができます。

#1.簡単に残高チャージできる

銀行口座やATMまたはコンビニエンスストアで「残高にチャージ」することが可能です。残高が少なくなると、自動でチャージできるオートチャージも設定できます。

#2.口座残高から出金できる

出金先の口座を登録しておけば、出金元の口座残高からの「出金」が可能です。

#3.ドコモユーザー同士で送金できる

ドコモユーザー同士であれば、口座残高からメッセージ付きで「送金」ができます。

#4.dポイントを送ることができる

ドコモユーザーであれば相手の電話番号を入力してdポイントを送ったり、QRコードを表示してその場でdポイントを送ったりすることもできます。ドコモユーザーではない相手とのdポイントのやりとりには、ウェブサイトやドコモショップで「dポイントクラブ会員情報の本人確認」を済ませておくことが必要です。

#5.iD決済への対応ができる

AndroidOSのみの対応になりますが、iDが使える店舗では、通常のd払いだけではなくiDでの支払いも可能です。このとき「iDアプリ」をインストールする必要があります。

#6.アプリからの予約や注文ができる

レストランやタクシーの予約や、コンビニエンスストアなどでの商品注文サービスがアプリ経由でできます。アプリ上から簡単に予約や注文が可能です。

#7.支払時におトクなクーポンを使える

ウォレットに表示されるタブから店舗のアイコンを選んでおトクなクーポン画面を表示し、使うことができます。